みなとみらいの横浜元町にコーヒーハンター川島さんの新店「ミカフェート横浜元町店」がオープンしました。本物の豆とおいしいタルトがある、新しいコンセプトのショップ&カフェをお届けします。
「サードウェーブコーヒーなんてファッション。どんなに焙煎にこだわったところで、元々の豆を見る目がなければダメ。当たり前だけど、やっぱりコーヒーは豆なんですよね」
話題のサードウェーブコーヒーについて聞くと、あっさりとそう語った川島さん。コーヒー焙煎卸業の長男に生まれ、エル・サルバドルの国立コーヒー研究所で学び、国内大手のコーヒー会社で農園開発を手がけた筋金入りのコーヒーエキスパートです。
華やかな元町のメインストリートから1本入った落ち着いた通りにあるミカフェート。川島さんが厳選したコーヒーとタルトを販売するほか、2階はカフェスペースになっています。
店では8種類のコーヒーと8種類のタルトを用意し、コーヒーに合わせたタルトが楽しめます。ちなみにこのタルト、菓道家の津田陽子さんによるもの。
レセプションでいただいた『杏のタルト』はアーモンドクリームと甘酸っぱい杏が口いっぱいにひろがる逸品。それに合わせるコーヒーは、ペルーの『ラグリマ・デ・アンデス』。酸味とコクを感じる控えめな苦みのものでした。鼻を抜けるフレッシュな香りも特徴です。セットで980円です。
なお店舗では、ボトル入りの豆のほか、ミカフェートのドリップバッグも販売しています。一般的なドリップバッグはガスを抜いてパッケージングしやすくしていますが、川島さんは「それでは香りが抜けてしまう」と話します。ミカフェートのドリップバッグは、香り重視のガス入りのままパックにしているので、香りも楽しめるんだとか。
挽いた豆の香りを確認できる演出。かなり違うものなんですね。
ミカフェート
http://www.mi-cafeto.com/