秋葉原は生き馬の目を抜く、立ち食いそばの激戦区。そんな昭和通り沿いに みのがさ はあります。路上の麺屋、いわゆる路麺屋です。サッと入って、パパッとたぐって、再びサッと店を出る。そんなお店です。
店舗外観から想像すると、なんてことのない店ですが、ここの店はそば粉の産地として知られる戸隠産をうたいます。タイミングによってはゆで置きながら、甘みを感じるそばです。いわゆる更科、一番粉のようですし香りが強いそばではありません。
麺はおそらく、機械式製麺。細打ち均等、そばをたぐると上質感のあるそばだとわかるはずです。とはいえ、あくまでも日本伝統のファストフードですから、大変親しみやすいおばちゃんがむかえてくれますよ。
売りはソバですが、ここでは食べ応えのある天ぷらの数々もテンプルを直撃します。げそ、かき揚げ、春菊、チクワあたりがオススメです。コロッケにツユかけて! そんなオーダーだって受けてくれますよ。
もりそばも美味しいですが、ツユが弱いので、かけそばの方が楽しめるはず。お昼時は500円のお弁当も飛ぶように売れていきます。この辺りは手軽で気安い店が多いのでランチ探しにわくわくできますよ。
さて、ここから本題です。
キング・オブ・ストロングスタイル、中邑真輔が新日のマットを去りました。高い表現力と格闘技センス、そしてどこか愛嬌を備えたレスラーです。若い頃から注目された選手ですが、いつしか彼にとって新日のマットは狭くなってしまったようです。
「今を生きなきゃ明日なんて来ない」そう彼は語ります。私は次のリングでの活躍を祈るばかりですが、日本に帰国してちょっと気を緩めたい時は、みのがさ でそばをたぐって、それから一緒に飲み屋に繰り出したいですね。
…………言っときますけど、知り合いじゃないですよ。