イッヌのココロ丸裸、心拍で犬の感情を読み解く「INUPATHY」がスゴい(更新)

犬の気持ちが丸見えになるデバイス「INUPATHY」(イヌパシー)を見てきました。これすごい魅力的。この先、面白いことがたくさんできそうな期待値高めのデバイスは、7月15日から数量限定で予約開始、価格は2万9700円。

イヌパシーは、専用ハーネスに心拍センサーを搭載した犬の感情を読み取るデバイスです。ハーネスの背中部分で5種類の色で感情を表示します。

  • リラックス / 興奮 / ストレス / 集中 / ハッピー

何がすごいってまず、この心拍センサーは犬の被毛の上から心拍がとれるので、毛を剃ってジェルをぬるとか面倒なことなし。装着して10秒くらいで使えます。

取得した心拍データの変位を解析して、感情がどんどん変化していく様子がわかります。体験会では興奮状態を表すオレンジ色の光から、飼い主が話し出すとそれに聞き耳をたてる「集中」(白色)へと色が変化する様子が確認できました。

ほぼ遅延がなくコロコロと感情が変わっていくので、環境変化に対する反応がよくわかるのがとても面白いです。イヌパシーはスマートフォン向けアプリと連動して、健康管理アプリ的にも使える模様。

犬のコミュニケーションツールとしては、音声を解析するバウリンガルなんてものもありました。しかしあれはワンコが鳴かねばわかりません。心拍の方が感情が読み取りやすいようです。

また、一般に小動物ほど心拍が速く、大きな動物ほど心拍が遅いと言われます。ご存知の通り、犬も大小かなりサイズが違いいますが、あくまでも心拍の変位で解析するのでハーネスが装着できるサイズなら使えます。

バッテリーは医療用のリチウムイオンポリマーで、フル充電で12時間程度駆動。充電時間は1〜2時間。デバイス自体も軽いのでワンコの負担にはなりにくそう。

▼ここに注目

もっとも注目したいのは、この先の展開です。現状はデバイス1に対し、できることは1もしくは2くらい。つまり、イヌパシーでは感情表示と健康維持管理が提供できる価値となっています。

しかし、被毛の上から心拍データがとれるセンサーは、それ自体を提供可能。犬以外でも心拍が取得できるわけで、このセンサー自体がほかの生き物にも転用できそうなんです。赤ちゃんとかの感情がわかったら嬉しいかも。

また、犬の感情解析アルゴリズムを持っているので、この感情をフラグとしたサービス展開なども考えられそう。興奮状態やストレス状態にあるなら、それをトリガーにリラックスさせるような何かを提供したり、飼い主にお知らせしたりとか。

ほかのIoTデバイスやペット用品、ペット医療や保険との連携などいろいろな展開も考えられそうです。こっちの犬用ベッドの方が愛犬がリラックスするとか、こっちのオモチャの方が喜ぶとかちゃんとわかると絶対嬉しいし。

そして、そもそも非言語領域でのコミュニケーションデバイスですから、これ自体を海外展開することだって非現実的なことではないはず。愛犬大好き! は日本だけに限りませんし。

いやはや言語を越えたやりとり、これからかなり面白いことになりそう。というわけで、オレンジ色(興奮状態)のままお伝えしてみました。

なお、イヌパシーは7月15日に第2弾の予約開始。6月の第1弾の予約は3分で注文おしまい。今回の111個も結構争奪戦になるのかも。


津田 啓夢

津田 啓夢

エディター。0歳で単身渡娑婆。一喜一遊、 一期は夢よただ狂え。ワクワクを食べて生きる人。演劇→写真→アート→メディア。企画、編集、動画、執筆&撮影、イラストのほか、イベントや広告企画なども幅広く手がける。趣味は手ぬぐい集め(地味)。

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