自分はどうしたいのか?
新年度は考えることが多い。自分のキャリアの今後を求められることが多い。
縦横無尽にかきまわす残酷な好奇心
記者や編集者として一緒にメディアを築いた人に自分評として言われるのは似ていて、要約するとそういうことになる。
メディアとして足りない領域に踏み入り、周りのメディアが未開拓に見えるところに手を出すので、そういうことになる。
顕在化している部分に気づきさえすれば、そこを狙って打ち手は考えやすい。自分から何かをひねり出すよりも、いろいろなことが解決しやすいと思ってそうしているところがある。
で、自分は個人としてどうしたいのか? このままメディア面を牽引する編集長でいいのか? それとも現在兼務しているビジネス側に軸足をずらすべきか? そう聞かれると、ちょっと困って立ち止まってしまう。
ここ数年は、自分よりも経験の足りないメディア人たちに、経験を積ませて彼らがメディアの海で活躍する将来を思い描いてきた。うまくいった部分もあれば、そうならなかったところもある。
基本は足りないところを補う。それをやっているに過ぎない。そのためにクリエイティブを使う時もあれば、マネジメントを使う時もあれば、コミュニケーションで改善を図るときもある。
まだちゃんと答えはないけど、なりたい自分、ありたい状況に素直になってみようとは思っている。