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「……そうなんすよねぇ。」が強すぎる

ライター、ブロガー、ビデオグラファーなどになってみたい人はたくさんいる。なってみたらいいと思うが、多くはなってみる前に諦めているように思う。

諦めている人の多くは、どうしたらいいかわからないと言う。やり方の問題ではなく、やる気と時間の使い方のように思うが、どうやらやり方さえ教えてもらえたらできると考えているふしがある。

資格が必要な商売ではないし、技術的な参入障壁、資金的な参入障壁はかなり低い。やってみたらいいし、名乗ってみたらいい。

けれど、多くのやりたい人がやらないのは、目的がライターやブロガー、ビデオグラファーになることよりも、人気者になってお金を稼ぎたいからなんじゃないだろうか。

であれば、その目的のために動いた方がいい。うまくいっている人をマネしてとりあえずやってみたらいい。サンプルは見つけやすい時代だ。

締めの言葉

この手の相談の最後はだいたい決まっている。

「……そうなんすよねぇ」

だ。何度も言われたことがある。そのたびに、自分はいったいなんの悩みに付き合わされているのだろう? と思う。

これまでメディアの立ち上げや執筆、撮影編集、イベント企画、時には出演や登壇など、いろいろなお仕事をさせてもらってきた。自分はライターでもブロガーでも、ビデオグラファーでもなく、メディアを作る人だ。その立場で、足りない役割を埋めてきた編集者だと思っている。

とりあえずやってみて、とりあえず悩んでみることができないと、その人がなりたい理想の肩書にはなれないんじゃないだろうか。

それができる人じゃなければ、ライターとかブロガーとかビデオグラファーを名乗りたいだけの人になってしまう。名乗りたいだけなら、いっそ名乗ってしまった方が手っ取り早い。

そして、そんなつっこんだ話をしたところで、締めはこの言葉が待っている。

「……そうなんすよねぇ」

この言葉、ほんと強ぇなぁ。

メディアの編集長と事業責任者と、会社の広報を兼務している老害

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