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日がな一日パチンコ

夕方、たまたまパチンコ屋さんの前を通りかかった。老若男女が皆、どこかかったるそうにパチンコ台に向かっていた。姿勢の悪さが気になった。

「しょーもない人たちだな」

瞬間的にそう思った。しょーもないかは知らないし、パチンコ屋自体20年くらい入ったこともない。なのに、瞬間的にそう思った。

そうなんだろうか? 自分はその日、昼過ぎまでゴロゴロしていて、自動車税を払ったのち、そのまま自転車でプラプラしながら町並みをながめていただけだ。

特別な予定はなく、その予定のなさが大好きだったりはするものの、どちらかといえば充実していない。

休みは何もない方が自分にはちょうどいい。しかし、客観的な目を入れるなら、パチンコやパチスロに興ずる人よりも、自分の方がわりとしょーもない。

パチンコやパチスロは賭け事のせいか、クズ感が漂う。大人が自分のサイフの範疇で、好きなことに取り組むことにクズも何もないはずなのに、どこか無頼な空気が流れる。

「しょーもない」

瞬間的に思った自分の心の狭さに、クソダサいなと思った。パチンコやりたいわけじゃないが、クソダサいのはイヤだな。

 

 

 

メディアの編集長と事業責任者と、会社の広報を兼務している老害

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