週末になると雨が降る。もはや「週末とは雨が降るものだ」と思っていた方がいい。そうすれば多少は残念に思う気持ちを抑えられるかもしれない。
「春雨」という食材がある。デンプンを麺状に乾燥させたものだ。春雨は、春の雨のような見た目から名付けられた。
つまり、そんな言葉あるほど、春はそもそも雨が多い季節なのだ。週末に雨が続いたからといって、それは目前にせまる春に快楽を感じるための抑圧。きっとそうに違いない(こじつけ)。
乾燥した冬から空気がつややかに湿り気を帯び、植物が芽吹く春になる。植物とはいえ、生命が躍動する瞬間がそこにある。
ただ、週末に雨が降る。それ自体は何も解決していない。
土曜は雨だった。日曜も午後はしっかり雨が降った。月曜はすがすがしい晴れ間がのぞいた。
オイ、
待て
春の長雨も生命の息吹を感じるのもいい。ただし、雨は平日に限るぞ。
週末の雨は、休息のひとときに邪魔が入ったような、なんともいえない残念感が漂う。それが続くとなれば、なおさらだ。
マジ、頼む。