学びのDX、地方と都市部の教育格差

このあいだ、仕事で格差に関する意見交換の場にいた。識者の方々が様々な格差について話し合うものだった。

この中で、地方と都市部では大学を含めた教育格差があるという話になった。地方の収入では、都市部へ子供たちを送り出せないという話だった。地方から都市部に送り出すのは、海外留学と変わらないという。

意見交換会では、奨学金など学びのシステムの情報公開がさらに必要だという話に収束していった。

大学の講義は、コロナ禍によって、かなりオンライン化したと聞く。オンライン化するということは、少なくとも講義を受けることにおいて、距離の問題は解消されるのではないか。

各大学の選りすぐりのオンライン講義が、横断的にどこにいても学べる。選んだ講義によって論文を出して学位が取れる。そんな社会はどうだろうか?

すでに、一部を除き大学の名前を誇るような時代ではなくなっている。学びのDXが進むと、学びの環境が国を超え、大学という箱からも飛び出してしまうことにもなる。

でも、リカレント教育や生涯学習という観点ではとても学びやすい環境になるはずだ。、

もちろん、座学の講義だけが大学ではない。少なくとも座学で意見交換のない講義ならば、オンラインでみんな学べる。

大学をビジネスとみた場合、若年層以外も顧客として取り込める。また、有名な教授をゲストとして呼ぶ際にも若者だけをターゲットにしなくてよくなる。

翻訳エンジンも発達しているから、言語の壁はさほど問題にならないのではないか。たくさん学んでリスキリングをしている人には、税制面での優遇があってもいい。マイナポイントを提供するのでもいい。

そんな新しい学び方が、未来の当たり前になるといい。すでに点では存在しているので、全体を設計すれば面白い公共サービスになると思う。

学生時代にソフトバンク(現ガンホー)で働いたらネットやテクノロジーの深みにはまる。インプレスで修行ののち、外資メディアのAOLでEngadgetのシニアエディター。メディアのリテンション、イベント企画運営、動画事業立ち上げなど。動画メディア bouncyにて事業責任者 兼 副編集長として、bouncyを朝日新聞社に譲渡し編集長に。22年10月、子会社となる朝日デジタルラボを作らせてもらい、マネージャーと編集長と会社の広報を兼務中