いろいろとできないので、できたことを書き留めるようにしている。できるが増えると、なんだか嬉しいのだ。そしてそれが自信につながると気づいた。
昔は自分用のメモとして、どんどん「できた」ことを積んでいった。できたと言ってもそれは、とても些細なことだ。
「○○さんに返事」
「企画のボツネタを5つ考える」
「○時にメールをチェックする」
そういうどうでもいいやつ。みんなが当たり前のようにこなしているものだ。
今の編集部は、その日の予定をみんなで共有するカルチャーがある。そんなこともあって、積み残しの予定の上に今日やることを積んで「できた」なら、打ち消し線で下の方に置いておくことにしている。
昔よりも仕事の範囲が広がったこともあり、忘れを防ぐ目的でも機能している。
けれど、本当は「できた」を増やしたいのだ。
できることが増えれば、自分が誰かの役に立っていることを感じやすい。できることが増えれば、小さな成功体験を得やすい。できることが増えれば、それまでからっきしだったことも「できるかもしれない」と思えるようになる。できることが増えるのは、なんだかやっぱり嬉しい。
これは、少なくとも自分の中ではうまくいっている。もっと、みんなに伝えねば。みんなもきっと、嬉しいが増えた方が楽しいはずだから。