turned on gray laptop computer on table

後記、ログミーツの動画と記事を作った話 #video

久しぶりに取材・撮影・執筆・出演を全部一人でやった。この文字起こしツールはなかなかおもしろいと思う。

作った動画はこれ

書いた記事はこれ

https://moov.ooo/article/6195c298cca2e864484fdbf4

音声が見える化するということは、日々流れ続ける膨大な音声情報がデータベース化することと同じだ。同様に、映像も音声があれば見える化し、データベース化されることになる。

音声や映像が記事などに遅れをとっていたのは、この見える化が難しかったことにある。テキストにならなければ検索もできず、コンピューターもそれがなんであるか理解できない。

映像の場合、映像解析によってそれがなんであるか判断する技術はある。米国では、スポーツ中継などで画面に移った広告を解析して、観ている画面の横に誘導リンクをつける仕組みなんかもある。

ただ、映像解析の技術はまだ限定的な部分でしか使えない。音声情報から解析する方が今はまだ使えるはずだ。

いろいろなものを音声解析してみた。解析精度は音声品質によるところが大きいものの、技術的にはもう実用フェーズに入った印象だ。取材したログミーツも自治体などで採用されており、議事録作成の大幅な短縮につながっているようだ。

動画について

新しい領域の製品でもあるので、動画は受け取りやすいキャッチーな作りを心がけた。僕らの動画は冒頭4秒に命をかける必要がある。そうでなければ観られない。

しかし製品は動画的なインパクトを残しにくいプロダクトだ。こまどりアニメーションにして、違和感を冒頭に作ることにした。あとは伝える要素がそろっているので、順番に理解しやすいよう映像をならべた。

撮影は一人仕事場にいるときにぼっちで演技している。人間の目が出ると説得力が増す。後半にインタビューを置くつもりでいたので、それまでに他の人を出して、後半のインタビュー部分で人が出ることが違和感にならないよう地ならししている。

そもそも人物は動画素材を使おうとしたが、あまりよいものがなかった。副編集長にチェックを投げた際、疑問を投げかけられたので自分が出演者になった。自分は一番安上がりでコミュニケーションコストのかからない演者さんなのだ。

CEOのインタビューでは、ひと通り話をうかがった上で、キーワードになりそうな部分を動画で撮影させてもらう手法を取った。インタビューの長回しは長尺になりがちで、そもそもタレント性が被写体になければ観られにくい。それよりもポンと強いキーワード、受け取りやすいキーワードの方が言葉が届く。そんなことを意識して作った。

記事について

記事は一般的な課題感を共有し、まず読んでもらう前提を作った。あとは、サービスの全体像を最初に紹介して、要素を順番に紹介する。丁寧で真面目な順番で構成した。

わりとスタンダードでひっかかりの少ない記事かと思う。新しい領域のプロダクトなので、飛び道具的な内容や表現は理解が重く、離脱者が出やすい。この記事は平易な表現にした方が理解が深まると判断した。

bouncyのユーザーは映像を見ることには長けている。一方で文章はテック系媒体のようなガチガチののりでは重たいと感じるようだ。ゴリゴリのテッキーではないのでこういう感じにした。

そんな感じで公開にいたった。

メディアの編集長と事業責任者と、会社の広報を兼務している老害

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