bird s eye view of group of people

誰でもできる世界の果てのすみっコぐらしにて

記事なんて誰でも書ける。
写真なんて誰でも撮れる。
動画なんて誰でもできる。

いまや書かずに撮らずに編集せずに生成できる。
もちろん、メディアなんて誰でも始められる。

誰でもできることをやっている。
そう意識しないと、どこかで世の中を見誤る。

そういうことを言うと
「誰でも」世界の仕事の人から嫌な顔をされる。

「誰でも」世界の僕らは、それを稼業とするならば
自分たちが存在する理由に敏感でいないといけない。

世間からどう価値付けされ、何を求められているのか。
それこそ草食動物のようにビクビクしながら
観察しなきゃすぐ食われてしまう。

自分たちの唯一性は他人によって規定される。
No.1にならなくてもいいし、もしかすると
元々特別なオンリーワンかもしれない。

けれど、そこには
オンリーワンだと思ってくれる他人が必要だ。

自分は元々特別なオンリーワンじゃないから
元々特別なオンリーワンと思ってもらうには
さてどうしたらいいのかな? と考える。

考える日々は続く。続くよどこまでも。

メディアの編集長と事業責任者と、会社の広報を兼務している老害