couple of colleagues having conversation in street near cafeteria

だってね。

だってね。

会話の中で使われるこの表現が好きだ。

話題を提供して相手の相づちを促しながら、それでいて押しつけすぎていない。言葉に優しい意志がこもっている。しなやかで、あったかい。そんな気がする。

大人になったら自分も使うようになると思っていたけど、どうやらそういうものでもないらしい。

商店街でお昼を買って、お店のご主人さんに言われた。

「今度はマンボウだってね」

ご主人の話はそこから、お店にはお金が全然落ちてこないという下げに向かう。よい構成だな、なんて思って、こういう大人に近づけたらなぁ、なんて考えた。

すぐ利用しようと思う自分の卑しさを、自分でたしなめつつ。

「そんじゃ、どうも~」

なんて言ってその場を離れた。ふむ「そんじゃ、どうも~」も悪くない感。

メディアの編集長と事業責任者と、会社の広報を兼務している老害

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