不満の服

面白がれるか、ということをすごく重視している。もしかすると、面白がるというのは才能もあるのかもしれない。 ある人は世の中に不満を口にする。 また、ある人は今の仕事に不平を言う。 ほかにも、学校に文句が…

トリかわ

肉屋さんで鶏肉の皮が売っていた。 鶏皮という言葉だけで、どんなものものを想像するだろう?ニワトリの肉についたものだろうか?それとも生の鶏肉の皮だけを想像するだろうか? トリかわ、ではどうだろう?自分は…

だってね。

だってね。 会話の中で使われるこの表現が好きだ。 話題を提供して相手の相づちを促しながら、それでいて押しつけすぎていない。言葉に優しい意志がこもっている。しなやかで、あったかい。そんな気がする。 大人…

オレオレ学ラン詐欺

撮影企画を考えている中、思い立って今年初めて実家に電話した。しばらくして母親が電話に出た。 「はい」 「もしもし俺だけど、あの……、そっちにまだ学ランあるかな?」 「……ないわよ。……なんだオレオレ詐…

東京旅情

ローカルという言葉は、あとどれくらい持つのだろう。 中央集権、都市偏重だった時代もずいぶん前に過去になろうとしている。今はまだ、流れ去るものをつなぎ止めようと「名残都市」が色濃くあるけど、それだってわ…

津田啓夢(23)、カッコの中身

少し前、記者に氏名の後ろにどうして()をつけないのか質問された。 新聞記事や週刊誌などの記事にある 津田啓夢(23) というやつだ。通常それは年齢を意味する。 記者からすれば、長年付けてきたというのも…

悪魔の短剣「デーモンダガー」は感染する

「でも……」「だけど……」「けれど……」 で始まる言葉はネガティブを糧に力強さを増す。口にする人に意図がなくても人をくさす。悪魔の短剣「デーモンダガー」は、人をくさす呪いの効果があるのだ。 その上、呪…

見たいものしか見ないでいい時代

言うまでもなく世間には情報があふれていて、欲をかかなきゃそこそこの暮らしがそこそこに実践できる。人は見たいものしか見ないで済む時代に生きている。 恐る恐るのぞき込むこともできる一方で、目をそむけること…

過去は選択できないが、未来は選びやすい

「昔は良かった」 という話を展開をされると、決まってそう言い返していることに気づいた。 正確には、過去もロンダリングできると思う。 が、昔は良かった説やアノ頃は楽しかった説を主張する場合、その根底にあ…

打ってひびくタイトルに会った

久しぶりにしびれるタイトルを見つけました。こんなにもキャッチーで好奇心をくすぐられ、かつ謎めいているワーディングすごいです。 ただ単にネタが強いと思いがちですよね。でもこれ、やろうと思ってなかなかでき…

余計なものなどないよね。

なんて万人の共感を呼ぶ言葉なんだろう。この言葉を冒頭に持ってくれば、そりゃあ思わずSay Yesと言ってしまいたくなる。 余計なものなど本当にないのか、はここでは問題ではない。「余計なものなどない『よ…

我がパソコン人生

メディアに片足を突っ込んで2019年で20年になる。2002年に出版社に入社したところから計算するともう少しあるが、振り出しは1999年にスタートした。 今回とあるきっかけがあり、パソコンについて振り…

編集部にはアジトがあった方がいい。

完全に思いつき。けれど、理想を想像するのは距離が遠い話であるほど楽しかったりする。こういうのはとても楽しいぞ。 イメージするもの 編集部というアジトが、喫茶店で本屋さんで床屋さん。そのうえコインランド…

自分のことは自分が一番わからない

——というタイトルだけを書いて、長いこと下書きにおいてあったのがこの投稿だ。このタイトルを下書き保存した時に一体何があったのか。今となっては思い出すきっかけさえも見当たらない。 興味がない 人によく指…